


こんにちは、下東です。何もない原っぱや山林からスタートし、暮らしやすく、心が和むような街並みをつくりあげることが私の仕事。造成する時から、そこにどのような家が建ち、どのような暮らしが展開されるかを思い描いて計画を進めていきます。そんな私の目から見ると、自分たちで一から土地を探すのに比べ、分譲住宅は安心感があり、コストパフォーマンスも高いものだと思います。なぜそう思うのかを、日本中央住販の分譲地でふだんしていることを例にとりながら、ご説明していきましょう。

<価格がわかりやすいこと>、これは分譲住宅の一番のメリットです。
ふつう土地を買えば、すぐにも家を建てられるものと考えがちですが、じつはその土地を建築に適した状態にするためには様々な付帯工事が必要で、その付帯工事の費用は土地の価格には含まれていません。付帯工事の内容によっては、何百万円と追加しなくてはならないことも実際に起こり得ます。一方で分譲住宅は、それらの付帯工事をすべて完了した上で価格を決定していますので、追加料金は発生しません。
分譲住宅ではない一般の土地を購入する場合に、発生しやすい付帯工事を以下に挙げておきます。

分譲地では敷地まで引き込んだ状態で販売しますが、土地だけを買う場合には、工事がなされていないことがあります。その場合は道路から建物までの配管を、土地の買い手自身が行わなくてはなりません。特に、大きな敷地や旗竿形の土地で、建物が道路から離れているような場合には、工事費も相当の金額になります。
地盤がしっかりしているかを調査して、軟弱な地盤であれば改良工事を行ってから建築しなくてはなりません。改良工事を怠ると、建物が不動沈下を起こし、家が傾いて基礎や外壁に亀裂が入ったり、ドアの開閉が困難なったり、めまい・肩こりなどの健康障害を引き起こしたりします。そうなれば建物そのものの資産価値もゼロになってしまいますね。
地盤を調査してみないことには必要な工事の種類を決められず、地盤が良くない場合には、費用も相当かかることを念頭においておかなくてはなりません。
道路に対して土地が高くなっていたり、低くなっていたりする場合には、擁壁などの土留め工事が必要です。階段やスロープもつくらなくてはなりませんね。土を削る場合などは、残土の処理費用もみておかなくてはならず、土地の形状によってはかなり費用がかかってしまうことに。
門扉や駐車場、フェンスなどは家の顔ともいうべきもので、建物との調和・バランスがとても重要です。にもかかわらず、注文住宅の見積りには外構工事が含まれていないケースがほとんど。建物に費用をつぎ込んでしまって外構工事ができず、敷地内に家だけがぽつんと建っているのを見かけたことのある方も多いのでは?


一棟分ずつ資材や人材を集めてつくる注文住宅とは異なり、分譲住宅では複数の建物を計画的に建築していきます。そのため資材を一括して大量に仕入れることができ、資材の輸送、搬入も同じ現場にまとめて運ぶのでロスが少なく、メーカー側も値引きなどの交渉に応じてくれやすくなります。仮設トイレ、工事用の電気なども使い回しができるので、経費を節減でき、固定費が下がります。ひと口に言うと、バラバラの現場に1棟ずつ建てる場合に比べ、ロスがずっと少なくなるということですね。
ですので、分譲住宅では、無駄を抑えた経費を生かし、建物のグレードを通常より良いもので提供しているケースがほとんどです。ソーラー発電の設備や、オール電化など、そのような方法で標準仕様になっている、おトクな住宅でもあるのです。

また、分譲地によっては、実際の分譲地にモデルハウスが建っている場合があります。住宅展示場のモデルハウスとの違いは、『リアルサイズで建てられている』こと。つまり、モデルハウスを見れば、その分譲地で始まる等身大の暮らしがイメージできるというわけです。そしてもう一つ大切なのは、『その土地の形状や、周辺環境に合ったプランで建てられている』ということ。どんなに素敵なプランでも、敷地に収まらなければ家は建てられません。住宅展示場などにあるモデルハウスは確かに素敵ですが、四角い形の土地を、広く使って描かれたプランなので、あまり現実的とは言えないのです。
その点、分譲住宅内のモデルハウスは、土地の形状を活かした間取り、採光、通風の工夫がなされていますので、住み心地を実感することができます。また、モデルハウス周辺にも実際に家が建ち始めていますので、どのような街並みになりそうか、街路や公園などのパブリックスペースはどのような雰囲気かを、歩いて確かめることもできます。

家づくりには高額のお金がかかるだけでなく、手間暇もかかります。「そのプロセスも含めて楽しみたい」という方には良いのですが、「できれば時間とエネルギーをあまりかけずに、理想に近い家を手に入れたい」とお考えの方にとっては、かなり負担が大きいのではないでしょうか。
たとえばあなたが、注文住宅を建てようと建築会社へ行ったとしましょう。基本的には建築会社は建物を建てるのが専門ですので、土地も自分で探し、ローンの手続きも自分で行わなくてはなりません。限られた休日をやりくりし、土地探しをしていれば、あっという間に1、2年は過ぎてしまいます。その間に買い時を逃す、という可能性も大いにあります。
注文住宅でないとイヤ、と思っておられる方も、もしお探しのエリアに分譲住宅の情報があれば、あまり先入観をもたず、出かけてみられることをお奨めします。

いかがでしたか?分譲住宅にはいろいろとメリットがあることを、感じていただけたでしょうか。ここでご紹介したのは主にハード面や、時間・費用の観点からの効率の良さですが、その他にも「新しい街で、みんな一緒にスタートを切れるのがいい」「同世代が集まって、子どもにお友達がたくさんできる」といったこともあります。
最後に、これは私が分譲地を計画する際いつも自戒している事なのですが、山を崩して造成地をつくる時、草や木や、小鳥や動物たちの棲家を奪ってしまったことに心の痛みを感じます。だから、せめて長くきれいに住み続けてもらえる街、資産価値が高く、大事に住み継がれる街をつくりたいと思っています。そのためには、できるだけたくさん区画をとって、1区画でも多く売れればいいという考え方では全くダメで、ゆとりや安全性、癒し感がとても大切です。日本中央住販のコンセプトは『住むだけでしあわせになる家づくり、街づくり』。その言葉に恥じない分譲住宅づくりを続けていきたいと思います。
理想の住まいを手に入れるには?
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